2022年08月01日
たそがれる
ナツメよりも一年早くあちらへ旅立ったバニラの犬生は
ウチへ来ることになるまでは、あくまでも保護団体の方からの
情報だけれど、最悪の状態だった事は間違い無く
それでも私達を必要とし愛されようと健気に寄り添ってくる姿は
目に焼き付いて、忘れる事は出来ません。
出会って直ぐ、先住犬のナツメに敬意を表し、
良好な関係を築いたバニラはとっても賢く
実は強い精神を持っていたのですね。
トラウマとなっていた事は、なかなか解消されなかったけれど
亡くなる少し前、私の膝に体をそっと寄り添う事が
やっと出来る様になって、普通の犬には当たり前の甘えの行為が
バニラには、凄い勇気のいる事だったから
とても嬉しかったのです。
会話が出来なくても、きっと気持ちは通じていたのだと思います。
それに比べて、私ときたら・・・💦
表面上は穏やかに会話していても、無理している時は
言葉に棘が見え隠れするので、相手に不快な思いをさせてしまい
自分って小さいなと思う。
バニラやナツメよりも、心がちっさいなぁと・・・。
修行が足りないのは間違いないですっ。
キミはいるだけで、ほのぼのしちゃう存在だったね。
もっとここにいて欲しかった。
それでもね、長年病に苦しみながらも
ささやかな幸せをちゃんと受けてとめて、癒しのオーラを放ち
最後まで懸命に、純粋なまま生き抜いてくれた軌跡
私の宝物です。
今日もペットショップのウインドーの中で眠る子犬達を
見て癒されたけれど、ご縁を感じる子には出会えなかった。
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